プラモデルの中でも人気の高い自動車のプラモデル。
実際に車に乗られている方であれば、一度は自分が乗っている車のプラモデルを買って、作ってみようと思われたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな身近にある自動車を題材とした車のプラモデルを、組み立てから塗装までポイントを交えて解説。最後には光沢感あふれるツヤツヤの鏡面ボディに仕上げる方法についてもご紹介いたします。
作るのが難しそうな車のプラモデルですが、作り方のポイントさえつかめば意外と簡単に作ることが可能ですので、是非チャレンジしてみてください。
目次
1.自動車プラモデルを作ってみよう!
自動車プラモデルは国内のプラモデルの黎明期でもある1960年代に登場。70年代のスーパーカーブームの際には各社から多くのキットが発売され、登場から半世紀が経過した今でも、プラモデルの中では1位2位を争う人気のジャンルです。
今回はそんな人気の自動車プラモデルの中から、アオシマの「1/24 スズキ カプチーノ」を実際に組立てながら、組立てのポイントや塗装について解説をしていきます。
ボディの色はカプチーノの代表的なカラーでもある赤で塗装しますが、下地にも少しこだわって深みのある赤い色を目指して行こうと思います。
1-1.製作に必要な道具
「1/24 スズキ カプチーノ」を製作するにあたり、今回は大きく「組立て」「塗装」「鏡面仕様に向けた研ぎ出し」の3つの工程に分けてみました。
まずはそれぞれの工程で使用する道具について、その用途も含めて紹介をしていきます。
組立てる際に使用する道具
「けがき針」はパネル間の溝を彫り直して境目を目立たせるために使用しましたが、特に使用しなくても問題はありません。 道具の詳細については「[プラモデル組立講座] プラモ専門スタッフおすすめ道具 初級~上級」にて詳しく説明しています。 |
塗装に使用する道具
内装の塗装するためにエアブラシを使用しましたが、缶スプレーや筆塗りでも問題ありません。 塗料の詳細については「プラモデル 基礎から学ぶ失敗しない塗装方法 特別編 塗料を徹底解説」にて詳しく説明しています。 |
鏡面仕上げに使用する道具
「タミヤ コンパウンド」は粒子の大きさの異なる”細め”と”仕上げ目”の2種類を使用しました。 |
1-2.箱の中身を忘れずチェック
組立てを開始する前にかならず内容物のチェックを行っておきます。
組立説明書に内容物の一覧がありますので実際の内容物と照らし合わせながら確認をしてみて下さい。
もしも欠品があるようであればメーカーか、買ったお店に相談してみて下さい。
1-3.説明書を確認して工程をシミュレーション
組立てるキットにもよりますが、カーモデルの場合だと組立てる前に塗装を行っておく必要のある部分などが存在します。組立て前に組立説明書を確認して組立のながれについてシミュレーションしておくと、スムーズに作業を進めることが可能です。
例えば、車体の底の部分はほとんどがつや消し黒になりますが、ディファレンシャルギアやマフラーなど一部のパーツはシルバーでの塗装になります。
組立ててから塗り分ける事もできますが、こういった場合にはそれぞれの部品を個別に塗装してから組立てを行った方が効率よく作業ができます。
上記の写真はシルバーで塗る部品だけを切り取り、つや消しの黒で塗る物をランナーに残したままの状態で、まとめて一気に塗装してみました。塗装後にニッパーでランナーから切り取るとパーツに塗装されていない部分ができますが、気になるようであれば後から筆で塗って補修してみて下さい。
車内はほぼつや消し黒での塗装のため、先に組んでしまってから塗装してしまうのもひとつの方法です。
インパネとハンドル部分は付属しているメーターのデカール(シール)を塗装後に貼る必要があるため、塗装後にデカールを貼ってから組立てることにしました。
このように、先に組立説明書に目を通しておき、作業の順番を自分なりに決めてから作業に入るのをおすすめします。
2.実際に組立てていこう!
ここからはパーツの切り出しなど組立て工程のポイントについて説明を行っていきます。
組み立て方については他のプラモデルと基本的には同じですので、このポイントについては他のプラモデルでも使って頂けます。
2-1.パーツの切り離し方
プラモデルは最初、ランナーと呼ばれる棒状の枠の部分とパーツが一体化した状態になっています。
①がランナーとパーツをつなぐゲート。②の外枠部分がランナーになります。
このランナーの枠からゲート部分をカットしてパーツを切り出して使用しますが、パーツを切り出す際には以下の点について注意をして下さい。
パーツをニッパーで切り離す際にはパーツのギリギリの部分をカットするのではなく、パーツ側に少しゲート部分を残した状態でカットします。
パーツギリギリでカットするとパーツが破損してしまう可能性もありますので注意して下さい。
2-2.ゲートの処理方法
パーツ側に少し残ったゲートはデザインナイフなどでカットします。
デザインナイフでカットしてもまだゲートが残っているようであれば、ヤスリで削ってゲート跡を処理してみて下さい。
パーツの切り離しやゲート跡の処理については「差がでるガンプラの作り方徹底解説! 素組~塗装までテクニックまとめ」の4章5章にて詳しく解説していますので、合わせて御覧ください。
2-3.パーツの接着方法
組立てる際、それぞれのパーツはプラモデル用の接着剤を使用して接着していきます。
接着剤は何種類かありますが、「クレオス Mr.セメントS」などの流し込みタイプの接着剤であれば、パーツ同士を合わせた状態でつなぎ目部分に流し込むだけで接着できるのでおすすめです。
小さい部品についてはピンセットを使い、粘度のある「タミヤセメント」を使用すれば貼り付け直後の乾燥前であれば位置調整もできるのでおすすめです。
接着する道具として瞬間接着剤もありますが、瞬間接着剤は引っ張る力には強くてもひねりには弱いため、衝撃等で接着した部分が剥がれてしまう場合があります。そのため、塗装前の接着であればプラモデル用の接着剤を使用した方が確実に接着できておすすめです。
接着剤の詳細については「[プラモデル組立講座] プラモ専門スタッフおすすめ道具 初級~上級」でも解説しておりますので、合わせて御覧ください。
出してみると少し白濁した感じですが、乾燥すると透明になります。
粘度があるので流し込みのような使い方はできませんので、筆や爪楊枝などで対象に塗りつけて使用します。
塗った直後であれば水洗いで取り除くことも可能です。
3.塗装をしてみよう!
ここからは塗装について説明をしていきます。
今回は「缶スプレー」「エアブラシ」「筆塗り」の3種類の塗装方法を用いて作業を行っていきますが、必ずしもこの方法でなければいけないというわけではありませんので、塗装方法についてはご自身の環境に合わせて選択して頂ければと思います。
3-1.缶スプレーを使ってボディを塗装する
カーモデルの一番目立つ部分でもあるボディの部分を缶スプレーで塗装していきます。
今回缶スプレーを使用する理由としては、比較的入手しやすく手軽に塗装ができ、容易に光沢感のある塗装を行うことができるという事で缶スプレーを選択しました。
最初にサーフェイサーを吹いて下地を作ります。
下地を作ることで表面の細かい傷を消して表面を平滑にしつつ、その後に塗装する塗料の食いつきを良くすることができます。
今回は赤の発色を良くするためにピンク色のサーフェイサー「タミヤ ファインサーフェイサーL (ピンク)」を選択しました。
最初から一気に吹き付けずに、最初は軽く乗せる程度で大丈夫です。
※吹き付ける前には必ず塗装物とは関係のない場所を吹いて空吹きするようにしてください。
その後、さらに吹き付けていきますが、イメージとしては薄く何層にも重ねていく感じで吹き付けて頂くと綺麗に仕上がります。
最終的には吹付け漏れ無く均一に吹き付けられればOKです。
今回はその後の赤の塗装のためにピンクで下地を作る事を目的としていますので、きっちりとサーフェイサーを吹き付けていますが、通常であればここまでキッチリと吹き付けなくても大丈夫です。
サーフェイサーがしっかりと乾いてから、ボディーカラーとなる缶スプレーを吹いていきます。
今回は「タミヤスプレー TS-86 ピュアーレッド」を使用しました。
先程のサーフェイサーと同様に最初は軽く吹き付ける程度で止めておきます。
その後は薄い層を何度も重ねていき全体的に光沢が出てきたら完了です。
缶スプレーの吹き方については「プラモデル 基礎から学ぶ失敗しない塗装方法 缶スプレー編 徹底解説」にて詳しく解説しておりますので、合わせてご覧ください。
3-2.内装やシャーシ部分をエアブラシで塗装
内装や車体の底部分など、つや消しの黒で塗装する部分はエアブラシで塗装を行いました。
エアブラシを使用した理由は、今回は車内が見えるオープンカー仕様での完成を目指しているため、シートの繋ぎ目など凹凸がわかりやすいように塗膜部分を薄くするためにエアブラシを使用しました。
1-3で前述したように、車体の底部分はほとんどが同じ色なのでランナーに付いたままの状態で一気に塗装してしまい、後から切り離して組立てを行いました。(塗装した部品を接着する際、接着剤が塗装面を侵してしまう場合がありますので、接着部分を事前に紙やすりで削っておくと綺麗に接着することが出来ます。)
今回はエアブラシを使用していますが、必ずしもエアブラシでなければいけない訳ではありませんので、缶スプレーや筆塗りでも問題はありません。
3-2.細かい部品は筆塗りで塗装
上記以外の細かい部品は筆塗りで塗装を行いました。
車体の底のにある駆動部やマフラーなどのシルバーで塗装する必要のある部分は筆塗りで対応しました。
車体が赤ということでディスクブレーキのキャリパー部分も赤く塗装してみました。
エナメル塗料の詳細については「プラモデル 基礎から学ぶ失敗しない塗装方法 特別編 塗料を徹底解説」の4章にて詳しく解説しておりますので、こちらも合わせて御覧ください。
4.デカールを貼ってみよう!
塗装が完了したらトップコートを吹く前に付属のデカール(シール)を貼り付けていきます。
キットにもよりますが、車や飛行機などのスケールモデルの多くのキットには水転写デカール(スライドデカール)が付属しています。ここではこの水転写デカールの貼り付け方について解説しています。
4-1.水転写デカールについて
水転写デカールと言われてもピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
デカールと言うと紙製のシールのイメージがありますが、水転写デカールは水を使用して貼り付けるシールのようなもので、紙製と違って貼り間違えても乾燥前であれば貼り直しや位置調整ができるので、慣れてくると水転写デカールのほうが扱いやすく感じてくると思います。
デカールを貼る際のお助けアイテムとして”接着力を高めるデカールのり”と”デカールを柔らかくする軟化剤”があります。
どちらもデカール用の添加剤となりますが、それぞれの違いと代表的な商品は以下の通りとなります。
デカールのり のり成分のみが含まれた添加剤になり、デカールの接着力を高めて強力に接着することが可能です。 |
「タミヤ デカールのり」 |
デカール軟化剤 デカールを柔らかくする軟化剤が含まれた添加剤になります。曲面や凹凸のある場所に貼り付けることができるようになりますが、デカールを軟化させるため伸びて変形しまったり、切れてしまう可能性があります。 |
「クレオス Mr.マークソフター」 |
両方の成分が含まれているもの |
「クレオス Mr.マークセッター」 |
「グッドスマイルカンパニー GSR デカール軟着剤」 |
「タミヤ デカールのり 軟化剤入り」 |
デカール用の添加剤は普通であれば必要はないかも知れませんが、キットによってはデカールが硬いものや、経年でのりが駄目になっている物などもありますので、用意しておいて損はないかと思います。
4-2.水転写デカールの貼り付け方
水転写デカールの貼り付け方を流れに沿って説明していきます。
まずは必要な部分だけを切り取り水の上に浮かせます。
しばらくすると台紙の紙に水が染みてきますので、そのタイミングで水から上げて、テッシュなどの上において少し放置しておきます。
少し置くと、デカールの裏面部分の水溶性ののりが溶けてきて、デカール部分が指で動かせるようになってきます。
貼り付ける際にはピンセットなどで台紙の端をつまんでから、貼り付ける場所に持っていき、指で軽く抑えながら台紙部分だけを横にスライドさせて抜きとります。
デカールの貼付けたあとは、乾燥前であれば位置の調整が可能です。
指などで水を少し垂らせばデカールが動くようになりますので、デカールを破らないように注意しながら指で位置の調整を行ってください。
位置が確定したらデカールを動かさないように注意しながら少し湿らせた綿棒などを使って余分な水分を取っていきます。
綿棒を転がすように使い、裏面の余分な水や気泡を取り除いていきます。
ある程度水分が取れたらあとは自然に乾燥するのを待てば終了です。
この際、乾燥した綿棒で拭き取ろうとすると綿棒にデカールが貼り付いて来てしまう場合がありますので、必ず少し湿らせた綿棒を使用するようにしてください。
カーモデルの中には薄い金属製のエッチングパーツが付属しているものがあります。エッチングパーツはプラスチックでは再現できないような薄くて細かいものを再現できるため、よりリアルに再現することが可能ですが、プラモデル用の接着剤は使用出来ないため、瞬間接着剤などを使用する必要があります。
切り出す際にはニッパーやデザインナイフを使用しますが、金属をカットしますので刃が駄目になってしまう可能性があります。可能であれば使い古したニッパーで構わないので金属をカットするための専用のニッパーを用意できれば最高です。
5.トップコートを吹いて作品をガードしよう!
塗装や組立てが完了したら、最後はトップコートを吹いて表面をコーティングしておけば、傷や汚れから作品を守ってくれます。
今回作成したカーモデルは、ボディは艶のある光沢ですが、内装やシャーシ部分はつや消しとなるため、それぞれを別々にトップコートを吹きました。
5-1.トップコートの紹介
トップコートには大きく分けて”水性”と”溶剤系”の2種類が存在して、その中でも写真のように”光沢””半光沢””つや消し”、そして紫外線をカットする物なども発売されています。
”水性”と”溶剤系”の違いについては以下の別枠にて詳しく解説させて頂いておりますのでそちらをご覧頂くとして、”光沢”や”つや消し”に関しては、作成した作品を最終的にどのようにするのかで使い分けて見てください。
5-2.トップコートの吹き方
トップコートの吹き方については、3-1で前述した普通の缶スプレーの吹き方と同じ要領で大丈夫です。
何層にも重ねていくイメージで吹き付けていき、全体にまんべんなく吹き付ければ完了です。
吹き付けるトップコートが光沢であれば塗料の時と同様に光沢が出てくるまで吹き付けて大丈夫ですが、つや消しの場合には吹き付けすぎると表面が白くなる白化現象を起こす可能性がありますので全体にまんべんなく吹き付ける程度で大丈夫です。
トップコートが乾燥したら、後は組み立てれば完成です。
6.さらに上の完成度へ!目指すはツヤツヤ鏡面ボディ!
5章のトップコートを吹いた所でもそれなりに光沢が出ているので、これで完成でもいいレベルかとは思いますが、ここからはさらに上の完成度を目指して顔が映り込むようなツヤツヤの鏡面ボディを目指していきます。
6-1.研ぎ出しについて
ボディの表面を磨いていく行為を研ぎ出しと言います。
研ぎ出すのは5章で吹いた透明なトップコートの層の部分になり、表面が平滑になることで光の屈折が減って、結果として鏡ような綺麗な塗装面を作ることができます。
研ぎ出しは何段階かの工程に別れていますが、今回は以下の工程で作業を進めていきます。
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6-2.表面を研ぎ出して表面の均一化
5章でトップコートを吹いた状態のボディに対して、紙やすりなどを使って研磨していき表面を平滑にしていきます。
写真は1200番のスポンジヤスリで軽く研磨してみた状態です。
パッと見では平らに見えていてもこんな感じで軽くやすってみると表面がかなりでこぼこしていることがわかります。
研磨に使用するヤスリは1000番台の物を段階的に使用していきます。この際、力は入れずに軽く研磨をするようにしてください。
イメージとしては1000番での研磨時に付いた傷をその上の番手で消していくような感じです。
今回はスポンジヤスリの1200番→1500番→2000番の順で研磨を行っていきました。
ボディ全体を研磨すれば完了ですが、端や角の部分は塗膜が薄くなっているので平面の部分と同様に研磨すると下地が出てしまう場合がありますので注意してください。(角や端の部分は研磨が難しいようであれば無理にやらなくてもいいと思います)
ボディの研磨が終わったら、一度水で洗って、表面や溝の中の削りカスを綺麗に落としてから次の工程に進みます。
6-3.トップコートを厚めに吹く
ボディの乾燥後にさらにトップコートを吹いていきます。
この際、トップコートは気持ち厚めに吹いておくと、この次の研ぎ出し工程が楽になります。
厚めにトップコートを吹き付ける際、一気に吹き付けると塗料が垂れてしまう場合があります。もしも垂れそうであれば、一度吹き付けた後に少し乾燥させてからもう一度吹く方法を試してみてください。
トップコートの吹付け後は十分に乾燥をさせる必要があります。最低でも2~3日、できれば1週間くらいは放置してしっかりと乾燥させてください。(鼻を近づけてみて溶剤の臭いがしている間はまだ乾燥しきれていません)
6-4.段階的に磨いて鏡面ボディに近づけていく
完全に乾燥したのを確認した上で、ここからはコンパウンドを使った研磨作業に入っていきます。
まずは「タミヤ コンパウンド 細目」で磨いていきますが、研磨する際には写真のようなコンパウンド用のスポンジを使用すると綺麗に仕上げる事が出来ます。
コンパウンドで磨いている際にキュッキュッと音が鳴ってきたらコンパウンドが無くなった合図になりますので、コンパウンドを追加しながら磨いてください。
全体的に磨いて、表面に光沢や映り込みが出てきたら最初の磨き作業は終了です。
この時点で溝や表面に削りカスやコンパウンドが残っている場合がありますので一度水洗いを行って乾燥させます。
続いて「タミヤ コンパウンド 仕上げ目」で磨いていきます。先程の細目より粒子が細かくなっているので、磨く際にはクロスを使用して磨いていきます。
こちらも表面に光沢や映り込みがでてきたら終了してください。
横に置いてあるセラミックコンパウンドのボトルが前の段階よりもはっきりと映り込みして、周囲の景色も映り込んできているのがわかるかと思います。
最後は「ハセガワ セラミックコンパウンド」を使用して細かな傷を消していきます。
セラミックコンパウンドの粒子はかなり細かく、磨くと言うよりは、前の段階でついたコンパウンドの傷に粒子が入り込んで傷を目立たなくしてくれる効果があります。
表面がつるつるになり、前の工程よりも格段に光沢や映り込みがはっきりと分かるようになってきたら完成です。
左が細目で磨き終わった状態、右がセラミックコンパウンドで磨き終わった状態です。
横においたボトルの写り込みが変わっているのがわかるかと思います。
まとめ
今回はプラモデルの中でも高い人気を誇る自動車のプラモデルを使って、組立てや缶スプレーでの塗装。研ぎ出しによる鏡面ボディの方法について解説してみました。
組立自体は説明書のとおりに組めばちゃんとした形を作ることはできます。また、塗装を苦手に感じている方も、缶スプレーでの塗装であればポイントさえしっかり押さえればほぼ失敗せずに塗装することが出来ますので、是非一度チャレンジしてみて頂ければ幸いです。
ボディの部分を缶スプレーで塗装しただけでも光沢があり綺麗な塗装面を作ることができるので、それだけでも見栄えの良い作品を作ることが可能ですよ。
実車のボディのように映りこみのある鏡面ボディは少し手間ではありますが、コンパウンドで磨くだけでもかなり表面がツヤツヤになって見栄えが変わってきます。今回は赤く塗装したボディの上でやったので少し解り難いですが、黒いボディの上だと映り込みがはっきりと分かってかっこよく仕上げることができますので、鏡面仕上げについても是非チャレンジしてみてください。
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