D51形の模型が欲しいけど、KATOとTOMIXどっちのを買うべきだろう・・・?
欲しい車両やパーツは決まってるのに、いざ購入したいと思っても複数のメーカー製品が候補に上がることは少なくありません。
「自分はどのメーカー製を購入したら良いのか」「このメーカーの製品ってどんな感じなのだろう」と頭を悩ませた経験は鉄道模型ファンなら必ず1度はあるはずです。お金がたんまりあれば全部買っちゃえばいいんですけど、なかなかそうはいきませんよね。
本記事では各鉄道模型メーカーを比較して「特化した特徴」と「価格・ラインナップの特徴」をご紹介します。自分のこだわりに合ったメーカーが分からないという方に特に読んでいただきたい内容ですので、最後まで読んでいただき購入時の判断材料になれば幸いです。
また、最後には購入時のオススメ店と選び方も紹介しています。本記事でご紹介するメーカーの特徴を参考にしていただき、是非自分好みの車両をお迎えしてみてください。
特に有名な鉄道模型メーカー8選
『関水金属』(KATO)~自社開発、自社生産の老舗メーカー~
取り扱いスケール : N、HO
取り扱い商品 :
プラスチック製完成品(KATOブランドのアルプスの氷河特急、、レジェンドコレクションシリーズなど)
ストラクチャー組み立てキット・完成品
パーツ
ケース
線路
制御装置
ジオラマレイアウト用品
『関水金属』(せきすいきんぞく)は、Nゲージ定番のメーカーのひとつです。特に自社開発、自社生産に力を入れており、商品作りに対して強いこだわりが詰め込まれています。
なお、Nゲージ愛好家であれば必ず耳にする『KATO』はブランド名です。しかし、子会社の社名にはすべて”KATO”ないし”カトー”が含まれています。更に、本社ビルに掲げられているロゴもKATOなので、いかに大切にされている名前なのかが伺えます。
車輌
再現度は比較的高く、実物そのものの忠実な再現はもちろんのこと、縮尺した時の見え方を意識してのデフォルメにこだわっているのが特徴のひとつです。
そのまま縮尺を小さくすると、普段はホームから眺めている視点と机に置いたときの視点が異なるため、フォルムの印象が異なってしまいます。
その他縮尺に忠実だと、ボディの厚みがペラくなったり、胴長に感じたり、忠実なのに”それっぽく”見えなくなってしまうのです。
KATOは”それっぽく”見えるための独自のデフォルメが強くでているメーカーです。そのため、モデルによって人によっては、実物より良いという場合もあれば、受け入れがたい変わり方だったりする事もあるので、長所であり短所である部分でもあります。
また、鉄道模型一筋のメーカーだけあって、振り子機構(カーブで傾く)やKATOカプラー、コロ軸機構など多数の特別な装備の特許も開発・取得しており、ギミックは申し分なし。特許取得前の製品に搭載しての再販売を望む声も定期的に聞こえてきます。
そんな「KATOの車輌だからできる」外観も走行も再現度の高い製品を生み出すメーカーです。
レール
『ユニトラック』という商品が発売されています。枕木や敷石の表現が細かく、道床幅が広いので実際の複線間隔に近いのが特徴です。また、KATOは線路の他に駅ホームのラインナップがとても豊富です。幅や高さを合わせるために基本的にはホームと線路は同じメーカー製品を使用しますので、お気に入りのホームがKATOから発売されていたらユニトラックを購入しましょう。
価格・ラインナップ
Nゲージの最安おおよそ価格についてはNゲージ車両セットが1,700円、単品は1,200円、貨車は500円程度となっています。車両セットの平均価格は1万2,000円程度で、メイン価格帯1万2,000円台です。
HOゲージの最安は車輌セットが7,000円程度、単品は4,600円、貨車は2,800円程度となっています。車両セットの平均価格は2万2,000円程度で、メイン価格帯2万円台です。(※2019年8月30日現在)
ラインナップに関しては、どのメーカーもこぞって製造する有名で人気な車両モデルが大半です。最近はマイナー車種の製品化も少しずつ増えてきましたが、ニッチな地方の鉄道ファンとかよりもJRや大都市の鉄道、観光列車などの特殊な車両といった広く知られている車両が好きな方向けです。こまめに再生産されるので、既に完売して月日が経った後に気になり始めてしまった商品も購入しやすく、これから鉄道模型を始めたい方や出戻り組にも優しいです。
また、KATOは関連商品のラインナップも豊富で、70年代の町並みを再現した「ローカルストラクチャーシリーズ」やプレート上の小さなジオラマをつなげてレイアウトに出来る「ジオタウン」シリーズなど、ストラクチャーの種類も豊富で出来栄えも◎。
さらに、ジオラマ材料も自社展開している他、少数ながら海外メーカー製品の取り扱いも行っています。粘土や発泡スチロールなどで隙間なく作っていた土台ですが、特別なアルミシートで直感的に成形できる『シェーパーシート』の取扱いを始めたときには、なんて画期的なアイテムなんだろうと驚きました。
『トミーテック』(TOMIX)~再現度が高く、シリーズ物のブランディングが上手~
取り扱いスケール : N、HO
取り扱い商品 :
プラスチック製完成品(TOMIXブランドのさよならシリーズなど)
ストラクチャー組み立てキット・完成品(ジオコレブランドなど)
パーツ
ケース
線路
制御装置
ジオラマレイアウト用品
KATOとNゲージのトップを争う大手メーカーです。プラレールを販売するタカラトミーの子会社で、鉄道模型以外にも鉄道むすめフィギュアや銃火器プラモ、ミニカーといった商品も取り扱っています。
大手玩具メーカーだからこその開発力や販売経路の拡大により、安価で高品質なものが手に入りやすいです。そのため、若年層を中心に人気を集めています。
車輌
デフォルメが少なく再現度がとても高いのがTOMIX製品の特徴のひとつです。KATOのご紹介でもデフォルメについて触れましたが、一長一短ありますのでリアリティ重視派におすすめです。
ただしKATOとTOMIXはほとんど大差なく、KATOの方がリアルで安いときもあれば、TOMIXの方が好みの出来栄えなときもあります。車輌によって出来栄えは異なりますので、製品情報を見てこだわる部分が納得いく仕上がりなのかよく確認しましょう。
ギミックについては、光らせるところはしっかり光るし、動くところはしっかり動くので、決して劣るわけでは有りませんがKATOのギミックの豊富さと比べると若干少なく感じてしまいます。
レール
『ファイントラック』という商品が発売されています。現在生産されているレールは124種類、レール関連は103種類と圧倒的なラインナップ。よって、角度や長さなど希望に沿った自由度の高いレイアウトを組むことが出来ます。
また、前述の通り大手玩具メーカーだからこその販売経路の広さによって、手に入れやすいのも魅力的です。
価格・ラインナップ
Nゲージの最安おおよそ価格は、車両セットが3,400円、車両単品は1,500円、貨車は700円程度となっています。車両セットの平均価格は1万3,700円程度で、メイン価格帯は9,000円台です。
HOゲージの最安おおよそ価格は、車両セットが1万6,000円、車両単品は7,000円程度、貨車は2500円となっています。車両セットの平均価格は3万8,000円程度。メイン価格帯はセットが4万円台、車輌単品が2万円台、貨車が2,500円です。(※2019年12月27日現在)
高価な限定品が平均を押し上げていますが、メイン価格帯はKATOよりも安めで、平均の差はさほど大きくはなりませんでした。
小単位販売やセット編成数の種類が豊富でストックに回す車輌が少なくて済み、1編成単位でなく手持ち全体でみると無駄が出にくいことが挙げられます。逆を言うと複雑で、めんどくさいと感じることがあるのも正直なところです。
KATO同様に人気車輌モデルの製品が大半を占めますが、KATOと被らないよう意識をしているのかKATO既出品は製品化されることが少ないです。なお、TOMIXの再販は改良が加えられる頻度が多く、再販の方が良かったりすることもあります。
「当時初版を購入したが、再販版の改良も良いのでそちらも欲しくなってしまった」ということもあるので、こまめに再販情報もチェックしてみましょう。
『マイクロエース』~マイナー鉄道好きにおすすめ~
取り扱いスケール : N、HO
取り扱い商品 :
プラスチック製完成品(マイナー車種製品が多い)
パーツ
ケース
Nゲージ界の中ではトップクラスの商品数・種類を誇る『マイクロエース』。元々はプラモデルを製造販売していましたが、現在はプラモデル事業は再生産のみで開発は鉄道模型専門となりました。
他メーカーでは製品化されない車輌も軒並み製品化されるので、ファンが少数派なマイナー車輌の場合「マイクロエースならやってくれるんじゃないか」と製品化を期待する風潮があります。
車輌
造形は一昔前の製品だと再現度もクオリティも低かったものの、最近の物はかなり品質が上がってきています。車輌による差はありますが、個人的にはキハ0系はほぼ実車に見えましたし、メトロ08系なんかはボディも顔も特徴をよく捉えており、最高の出来だと思いました。
写真のリゾートサルーン・フェスタなど特殊なマイナー車輌はギミックも含めてかなりこだわった作り込みがされております。
また、車内の造形は予想を超える凝った作り込みで、良い意味で期待を裏切ってくれます。特にトイレは洋式・和式と関係なく毎回作りが細かくて再現度が高いです。流し台やトイレタンクまでもが再現されているのはマイクロエースだけ。外からは全く見えないそこをこだわるかという感動を覚えます。
しかし、他社メーカーでも製品化されている車輌については、部分部分で優劣が大きく差が出る印象です。決してひどい作りというわけではないのですが、更にクオリティが高い造形トップクラスのワールド工芸や大手老舗のKATOと比べてしまうと見劣りすると感じてしまう部分もあります。
レール
現在は発売していません。
価格・ラインナップ
Nゲージの最安おおよそ価格は、車両セットが2,800円、車両単品は1,900円程度、貨車は1,200円程度となっています。車両セット平均価格は1万7,700円程度で、車両単品は9800円、メイン価格帯は1万2,000円台です。
HOゲージの最安おおよそ価格は、車両セットが1万8,000円、車輌単品は9,800円、となっています。車両セット平均価格は車両セットが3万4,000円程度、車輌単品は2万円程度、メイン価格帯は1万9,000円台です。(※2019年12月27日現在)
前述の通りマイナー車輌製品が多いのが1番の特徴です。マイナーとなると見込める販売数は少なく、そこから開発・生産費用を差し引くとなるとやはり一個あたりの原価が高くなってしまうのでしょう。KATOやTOMIXと比べると高めの印象を持ちます。また、2014年頃に中国の生産工場のストライキがあった後に大幅値上げが実施されました。
なお、再生産はあまり行われない傾向にあります。もし再生産されたとしても、同じ価格・同じ仕様で発売されることはありませんので、あの時買っておけばよかったと後悔の声はよく聞きます。そのため、希少価値が高いので中古相場も高めの傾向にあります。
『グリーンマックス』~未塗装キットで作りごたえNO.1~
取り扱いスケール : N
取り扱い商品 :
プラスチック製未塗装組み立てキット
プラスチック製塗装済組み立てキット
プラスチック製塗装済完成品
パーツ
ストラクチャー組み立てキット・完成品
組み立て式のプラスチック製キットを広く展開している鉄道模型メーカーです。
オリジナルブランドの『クロスポイント』では、完成品やキットの仕様違い、通常別売りパーツが付属したトータルセットを取り扱っています。
GM公式ブログでは製品情報の他に、工作や加工方法や例を紹介しています。まだ加工に慣れないという方やわからないことがある方はチェックしてみると解決方法が見つかるのでおすすめです。
車輌
未塗装組み立てキット、塗装済み組み立てキット、塗装済み完成品の3パターンにて展開されております。現在は完成品がメインであるものの、他メーカーよりも豊富にキット製品を発売しています。
鉄道模型の楽しみ方は多種多様で、自分の手で作り上げるという事も楽しみ方のひとつとして挙げられます。完成品の手軽さによって段々とキットの需要は少なくなりつつはありますが、完成品が無い車種は星の数ほど存在しますし、キット最盛期の時代にハマった方からは完成品では味気がないという声も聞きますので需要が無くなることは無いでしょう。
完成品の造形・塗装に関しては多少他メーカーよりは劣るものの、年々品質は上がっているので新品の完成品は安心して購入できます。しかし、一昔前の製品は粗かったり再現度が低いモノが多かったので、中古の完成品を購入する際にはディテールアップを前提として検討することをおすすめします。
キットの場合は元々の造形自体は品質が高いものではありませんが、もちろん加工ありきなので完成度は経験と技術、知識によりけり。完成品に満足できなくなった方やよりこだわりを追求したい方におすすめです。
レール
発売していません。
価格・ラインナップ
完成品の平均価格は1万5,000円程度。
1万8,000円台の基本4輌編成セットのラインナップが完成品の4割程を占めます。次いで1万円台前半の2輌編成セットや増結用セットも2割ほどを占めるため、平均を押し下げています。
塗装済みキットの平均価格は8,400円程度。
メイン価格帯は9,800円の動力ユニット・台車・パンタが付属する丁度良いセットが一番多く、塗装済みキット全体の2割程を占めます。
エコノミーキットの平均価格は2400円程度。未塗装キットは800円の客車がほとんどを占めます。
大手のKATOとTOMIXは国鉄・JRが充実しており、マイクロエースとグリーンマックスは私鉄を製品化する傾向にあります。そのためマイクロエース同様、マイナー車種は販売数の見込みが少なく、開発・生産費用との兼ね合いでお値段は高めです。
なお、グリーンマックスは私鉄の中でも特に名古屋鉄道(名鉄)のラインナップが充実しています。名鉄推しで無くても聞いたことがある「パノラマカー」は長く愛される有名な展望列車ですが、「パノラマsuper」を含め再塗装や仕様変更などが行われる度に製品化されているので、ファンにとってはそのこまめさが嬉しくも、お財布的に苦しくもある部分です。
再生産についてはキットは頻度が高く、完成品は発売から半年~1年程で行われることがあります。なお、再販時に仕様や金額が変更となることは多々あります。ただし、2019年5月再販の「阪急通勤車」の様に一切変更なしの完全な再生産も稀にありますので、再販情報はよくチェックしてから検討しましょう。
『天賞堂』 ~宝飾・時計店ならではの気品あふれるクオリティ~
取り扱いスケール : 16番、Z、N
取り扱い商品 :
真鍮製完成品
ダイキャスト製完成品
プラスチック製完成品
パーツ
制御装置
明治12年創業で、明治天皇と大正天皇への献上品を承った歴史もある老舗の貴金属・宝飾販売店です。昭和24年(1949年)に当時の社長の趣味だった鉄道模型を販売し始め、現在は『ROCCO(ロコ)』『Bachmann(バックマン)』『Kadee(ケーディー)』の販売代理店とオリジナル製品の開発・生産販売を行っています。
貴金属・宝飾店ならではの芸術性の高い造形が特徴です。工場での大量生産では実現できないであろう繊細な出来は、大量の細かなパーツを職人さんがひとつひとつ丁寧に組み上げることによって作り上げられます。
車輌
真鍮製、ダイキャスト製、プラスチック製の3種類の素材による鉄道模型が展開されており、いずれもトップクラスの造形を誇ります。
塗装についてもピカイチで塗装ムラやホコリ混入もなく、実物に近い再現となっていることから熟練模型鉄の方も満足の仕上がりとなっております。
ギミックについては、焚口がゆらゆらと灯火したり、煙室扉が開いたりといった機関車特有の可動部分や、スピーカーが車体に内臓されたカンタムサウンドシステム対応モデルは”ホンモノ”から録音した汽笛や走行音が車体から鳴らすことができたりと、きめ細かな再現が特徴です。
レール
現在、天賞堂製の線路は発売されていません。
価格・ラインナップ
ラインナップは前述の通り、真鍮製・ダイキャスト製の蒸気・電気機関車が多く、特に国鉄車輌の製品化が多く見られます。
セット商品はプラスチック製がメインです。
Zゲージの貨車セットは1,500円程度、編成セット1万2,200円程度。
HOゲージの貨車セットは7,800円~3万7,000円程度と開きがありますが高いのは10輌編成だったりするためです。編成セットもやはり編成数が多ければ高いのですが、おおよそ7万円程度で購入できます。
真鍮製はHOゲージの蒸気機関車・電気機関車がメインで平均価格は30万円程度。安いものは16万円程度から購入が可能で、高いものでは45万円程度です。
ダイキャスト製は蒸気機関車と電気機関車がメインです。蒸気機関車は8万6,000円程度、電気機関車は7万円程度です。
プラスチック製は蒸気機関車から気動車、客車など取扱車種が幅広いく、セット品は貨車のみの取り扱いというラインナップが特徴です。車輌単体は1,000円台から購入可能で(Zゲージ)、メイン価格帯は2万円台です。
全体的にかなりお高めで”高級ブランド”という印象が強く根付いています。たしかにKATOなどの平均的な鉄道模型の価格よりは値が張りますしお財布的には高いのですが、クオリティが高いことを加味すれば十分納得の行く金額と言えるでしょう。
『Marklin/メルクリン』 ~ドイツ製の頑丈な作りで親子3代に渡って遊べる鉄道模型~
取り扱いスケール : 1番、HO、N、Z、G
取り扱い商品 :交流三線式HOゲージ、マキシシリーズ(1番ゲージ)、miniclubシリーズ(Zゲージ)
ドイツに本社を置くHOゲージ世界シェアトップクラスの模型メーカーです。
ドイツでは「Made in Germany」と刻印を入れるために国が定める厳しい基準をクリアしなければなりません。そのため車や工具、精密機械などドイツ製品は頑丈で高品質なイメージがありますが、メルクリンも同様にとにかく耐久性が高いのが特徴です。
自社製品を「おもちゃ」と言っており、日本の大人向けの精密模型とは異なりプラレール的な位置です。つまりは子供が遊んでも壊れにくいように作られています。長年世界中で信頼され、そして愛される由縁でしょう。
車輌
堅牢な作りの秘密は衝撃・振動・強度・金属寿命の長さに優れる「亜鉛合金」が車体やパーツへ使用されていること。そして、壊れてしまった場合にも正規店購入であれば保証が付いていますし、保証が切れたり改造して保証外となってもパーツの取り扱いが豊富なので修繕しやすいことが挙げらます。壊れにくく長年に渡って使用できることから「親子3代に渡って遊べる」と言われるほどです。
ちなみに、亜鉛合金はダイカスト(鋳物の金型)や屋根、ホイールなど長年使われるモノに利用されている素材です。また、丈夫なだけでなく、重量感があるため走りの力強さもピカイチです。
なお、メルクリンの車体は交流三線式が主流です。日本で主流の”直流二線式”の線路で走行させると、タイヤが絶縁されていないのでショートします。ご注意ください。
レール
車体同様にとにかく頑丈で、そして電圧降下が少ないのが特徴です。”交流三線式”であることによって集電効率が良く、安定するので「スムーズに走る」と当店スタッフとお客様の声、共に評判が良いです。
なお、”交流三線式”レールでは”直流二線式”動力車を走りません。しかし、室内灯やヘッドライトなどの電気系統は作動しませんが”交流三線式”車両に”直流二線式”客車・貨車を牽引させるのは問題ありません。牽引させたい場合は負荷の軽いプラスチック製車両をおすすめします。
価格・ラインナップ
日本で購入する場合、ドイツからの輸送費がかかることや模型店さん側が輸入を加味しての値段設定をするため、公式定価をユーロ/円換算した金額よりもおおよそ3000円程度高い印象です。
以下、公式定価を元に算出しております。(2019年12月27日現在 121円/1€)
HOゲージ車輌本体の平均価格は4万3,000円程度で、3~4万円台が最も商品数が多いメイン価格帯です。セット品の平均価格は3万円程度で、1万円台の商品が多いです。車輌単体でも8,000円台の商品もあり、海外製品のため高いイメージがある方も多いかと存じますが、定価自体は日本メーカーとあまり大差ありません。
1番ゲージ車輌本体の平均価格は27万円、安くても17万円程度。貨車なら1万2,000円程度から購入可能ではありますが、全体的にかなりお高めです。一個一個の商品が大きいためか、セット販売はされていません。
Zゲージ車輌本体の平均価格は2万8,000円程度。2万円台の商品が多く、日本メーカーのNゲージよりもちょっとお高めです。しかし前述の通り、親子三代に渡って遊べるほどすごく丈夫なので、お値段以上の品質なのは確かです。
製品化されるモデルはドイツ鉄道を始め、EU全般とアメリカも手掛けられております。
毎年100種類以上の新製品が発表され、カタログは200ページ近くに及ぶほどのボリュームです。ジオラマレイアウトに設置した製品の美しい写真も多数使用され、カタログを眺めるだけでもかなりの見応えがあって楽しめますよ。
残念ながら日本車両の製品化はされませんが、ゴツい、可愛らしい、綺麗、カッコイイなどの様々な魅力が詰まった車両ばかりですので必ず気に入る車両が見つかります。
『KTM/カツミ模型』~一点一点ハンドメイドの老舗プロフェッショナルメーカー~
取り扱いスケール : HO・16番ゲージ、Oゲージ
取り扱い商品 :塗装済み完成品、未塗装完成品、キット(いずれも金属製)
戦後まもない1947年に創業したプロフェッショナル向け金属製鉄道模型メーカーです。
車両模型の他にも、鉄道模型ファンの多くが訪れる群馬県「碓氷峠鉄道文化むら」や京都府「京都鉄道博物館」、福井県「おおい町情報交差点ぽーたる」など、全国各地の大型ジオラマ制作も手掛けています。
車輌
真鍮を使用した高級感溢れる質感とプラスチックでは真似できない光沢あるの塗装が特徴です。
特に40年ほど前の製品の塗装は強固で、焼付塗装が行われていました。分厚い塗膜なので見た目はボテッとしていますが、シンナーに浸けても落ちない程強いです。逆に塗り直したい方からすると涙目です。
途中で落としやすくて塗膜が薄い繊細な質感のラッカー塗装に変更されましたが、現在はウレタン塗装なのでまた塗膜が厚い質感の印象へ戻ったように思います。
そして、ブラス製ということで重さがあるので力強い走りが魅力的です。一方で、KTMに限らずブラス製全般に言えることなのですが走行よりも鑑賞目的の方向けなので、重さ故に長編成ができないのが難点です。もし、ずらっと圧巻の長編成をしたい方は貨物車はプラスチック製にするなど工夫しましょう。
再現度は車両によりけり、箇所によりけり。顔はわりとのっぺりした物が多い印象ですが、東急7000系のように難しい顔も再販でクオリティが上がったりするのでなんともいえないというのが正直な所。継ぎ目や細かな外装、フォルムや印象など総合的にはそこまで再現度は高く無いという印象です。
ちなみに、一点一点手作業でハンダ付けされて組み立てられています。店舗ではハンダ付け教室も行われてますので、ブラス製組み立てキットを始めたい方は勉強になるので行ってみてください。
レール
60~70年代頃、かつてパートナーシップだったエンドウと共に16番ゲージの金属製道床線路を製造していました。現在もオークションやフリマサイトにて1本10~200円程度と比較的安価で取引がされているので、手に入れるのはそう難しくありません。
製造からかなりの年月が経過しているので心配なのはサビ。腐食まではしていないようであれば綿棒に接点復活剤をつけて拭き、綺麗に乾拭きすればたちまち元通りになります。普段のお手入れにも使えますので是非お試しください。
現在はOJゲージ線路のみが製造・販売されています。
価格・ラインナップ
キット品の平均価格は車輌単品が4万円程度、編成セットが16万円程度。高い商品ですと45万円程度と腹をくくって購入を決断する必要がありますが、1万2,000円程度から購入が可能です。
完成品の平均価格は車輌単体が9万円程度、編成セットが27万円程度です。2万9,000円から購入が可能です。ちなみに一番高いの『300系新幹線16両編成』で65万円です。1台あたりは4万円なので車輌平均から換算するとお得ですね。(※2019年12月27日現在)
18番ゲージで製品化されている車輌の8割をKTMは製品化しています。一方で国鉄や機関車の数は製品化の割合としては非常に少ないです。エンドウのOEM生産なこともしばしば。
なお、鉄道模型とは関係ありませんが、国鉄車両色の色鉛筆がカツミより発売中です。電車の塗り絵やスケッチにも最適で、ご自身用はもちろんのこと、お子様やお孫様へのプレゼントにも喜ばれるでしょう。
『アスターホビー』~国産ライブスチームの最高峰~
取り扱いスケール :1番・Gゲージ
取り扱い商品 :
金属製ライブスチームキット
金属製ライブスチーム完成品
パーツ
線路
1975年に創業してから長らく、世界から注目されるライブスチーム業界のリーディングカンパニーです。ライブスチームの製造メーカーは国内ではごくわずかで、世界的に見てもそう多くはありません。その中でもずば抜けて限りなく実物に近い再現性を重要視するメーカーです。
数百もの繊細なパーツを設計するのは生粋の職人達。妥協を許さず、常にユーザーの声に耳を傾け情報収集を怠らない姿勢から、世界各国にファンを作り続けています。
車輌
見た目が蒸気機関車で中はボイラーが搭載されているだけ、という100を超える部品の数によって構成され、小さなスペースにも実物の機関車とほとんど同じ機構を持ちます。その開発期間は2年の歳月がかかること。そのまま小さくなったような再現度の高さが特徴です。
ライブスチームは「King of hobby」と海外で呼ばれるように、非常に高価でそして複雑なメカニック知識が必要な為になかなか手が出せないという方も少なく有りません。
完成品と組み立てキットの両方が販売されていますが、完成品の方が高価で販売数が少ない為にすぐに売り切れてしまうこともあります。
レール
直線と曲線のジョイント付きレールキットが販売されています。
1番・Gゲージのその大きさゆえに室内で走行するのは難しく、展示用に数本だけ購入される方もいらっしゃいます。道床は付いていませんので走行用に敷設する際は道床を用意しましょう。
価格・ラインナップ
安い完成品は7万円程から購入が可能です。『NSW AD-60 Garratt』のように完成品が120万円を超える非常に高価な商品もありますが、大体のライブスチームは3,40万程度が相場です。
キットと完成品の両方が発売している商品については、キットの2割増しくらいの値段で完成品が発売されています。(※2019年9月2日現在)
一般的な工具で組み立てられるライブスチームキットの販売がメインです。販売される数は少ないもののライブスチームおよびプラスチック製の完成品の販売もされています。
製品化される車両は、蒸気機関車がメインです。イギリスやフランスの繊細な鉄道やドイツのスタンダードで無骨な鉄道、力強い国鉄車両をモデルとすることが多いです。
こだわり別おすすめメーカー5選
欲しい車輌が特定のメーカーからでしか発売されていないのであれば、問答無用で購入の一択です。
しかし、同一モデルが複数メーカーから発売されていた場合、どこの製品を買ったら良いのか迷うことがあるという方は少なくありません。といっても、決して安くは無い買い物なので実際に各メーカーから買って比較してみるのはなかなか難しいものです。
再現度 | ギミック | レール選び | 価格のお手頃感 | ラインナップ |
ワールド工芸 | 関水金属(KATO) | トミーテック(TOMIX) | トミーテック(TOMIX) | マイクロエース |
鉄道模型に求める部分は人それぞれ。重要視する箇所によって選ぶべきメーカーは異なります。まず最初にカートイワークススタッフが、年間5000件以上の買取実績を誇り数々の鉄道模型を手にとって見てきた経験とお客様の声を元に国内シェアの大半を占めるNゲージを取り扱う鉄道模型メーカーの王者を選定しました。各ニーズごとのトップメーカーをご紹介します。
再現度で選ぶなら 『ワールド工芸』
実物車輌のリアルな再現に対して、特に強いこだわりと技術を持ったメーカーです。
外観、フォルム、各部品の位置、形、全てにおいて再現度トップです。製品化された際に「自分の好きな部分が再現されていない」と100%満足とは言えない(けど買う)方は数多くいらっしゃいますが、ワールド工芸の製品に対してはディテール面への不満の声はあまり聞きません。
素材は金属製で、プラスチック製品では出せない実物に近い光沢やシャープ感、重厚感を演出します。そしてEF58形といった複数の製造会社によって生産された車輌モデルでは、車輌製造元が異なるが故に生まれた細かな差異までも再現するほどにディテールへのこだわりが強いメーカーです。
→ワールド工芸 スタッフブログ > 16番 EF58 プレビュー
EF58(ゴハチ)といえば、いわずもがな戦後の日本を代表する国鉄の電気機関車ですね。同じゴハチでも設計変更や改造、更新が行われているためいろんなタイプのゴハチが存在し何号機なのかによってガラリと雰囲気が変わります。ちなみに私はつらら切りや小型の汽笛カバーなど寒冷地仕様の搭載によってまるで別型で異彩を放つ59号機が好きです。
数々の特許を取得したギミック『関水金属』(KATO)
足回りが写真 内側カーブ側がマイクロ製 アウト側がKATO製
もちろん振り子加工してるけど、やはりKATOの振り子には勝てんな… pic.twitter.com/ISQ2cx0ByT— BUCHI (@super_ozora283) October 7, 2018
KATOが特許を取得した「振り子機構」の偉大さは声を大にして伝えたい。カーブの臨場感演出が抜きん出ています。元々国鉄時代に、カーブで速度を落とさなくても安全で乗り心地も安定させようと自ら傾斜する「車体傾斜式車両」が開発されました。そのシステムを鉄道模型で再現してしまったのです。
その他、画期的なトレインマーク変換装置や、HOのコロ軸が回転する機構など多数の特許を取得しており、KATO製品でしか味わうことができないギミックが数多く存在します。
模型に命が吹き込まれたかのような開く、動く、光るなどといったギミックは、各メーカーが趣向を凝らして新しいものが生まれています。KATO以外からも今後次々と驚くようなギミックが誕生していくと思うので、正直なところ1番を決めるのは大変難しい”混戦状態”です。
Nゲージのレールを選ぶなら 『トミーテック』(TOMIX)
9月2日現在、販売中(在庫有または再生産予定)のNゲージレール及びレール関連商品の種類は、KATOのユニトラックが137点。一方TOMIXのファイントラックは約1.5倍の212点でがトップのラインナップを誇っています。
レールの種類が豊富といっても長さが違うだけでしょ、なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。勿論、様々な長さのレールが発売されていますし、長さの種類もトップです。
しかし、長さに限らず「ポイント」や「角度」、バリアブルレールやリレーラレールといった「特殊レール」、複線・スラブ・ワイドトラムといった「形状」などなど。現実世界でありうる線路の形は大体作れてしまうほどに種類が豊富で、レイアウトを組む際の配列の自由度が高いのが特徴です。
ちなみに、KATO製レールは専用のフィーダー線路を組み込む必要がありますが、TOMIX製線路の場合はほぼ全ての線路の真ん中あたりにフィーダーを差し込む溝があります。ということは、手持ちのフィーダー線路の長さを考えながら組み込む位置に悩むこともありませんので利便性◎。
作りの頑丈さを比較すると、KATOのユニトラックの方が道床が分厚い分、折れにくくて優勢に思います。ただ、個体差にばらつきがあるのか段差が顕著なのがネックなので長短トントン。
とはいえ、使い方にもよりますし、長年使用していれば壊れるときは壊れるので、かゆいところに手が届くラインナップが豊富で使い勝手の良いTOMIXをおすすめします。
価格のお手頃感『トミーテック』(TOMIX)
Nゲージ車両の増結含むセット商品の価格を比較してみたところ、トミーテックブランド『TOMIX』の平均価格が1万3700円、関水金属ブランド『KATO』の平均価格が1万2300円で若干の差ではありますがKATOの方が安いという結果となりました。
しかし、あくまで平均。例えば貨車セットが多いなどその時のラインナップによって変動するため、価格帯毎の全体数に対する割合を調べてみました。
その結果、KATOは12,000円台が62商品で9.61%、TOMIXは9,000円台が86商品で11.39%とメイン価格帯はTOMIXの方が安いということがわかりました。
KATOとTOMIXは「デフォルメのKATO」「再現度のTOMIX」と特徴はありますが、ホコリ混入やムラなどの製品としての品質に関してはさほど差はありません。
同じ車両でも年代が違ったりなど仕様が異なると金額も異なりますが、四季島の様に同じ車両でもKATOは3万5,000円、TOMIXは4万8,000円とやはりKATOの方が安いです。かといってKATOの方が作りが粗いかといったら全くそんなことは無いので、価格を重視したい場合にはKATOからお選びいただくことをおすすめします。
また、トミーテックは、デフォルメよりも再現度を優先した作りの『TOMIX』ブランドの他に、デフォルメが可愛らしく安価な『ジオラマコレクションシリーズ』(通称:ジオコレ)などのブランドも展開しています。
『ジオコレ』の『鉄道コレクションシリーズ』(通称:鉄コレ)は400円~7,700円で購入でき、鉄道模型メーカー製品の中でトップの安さを誇ります。その分全体的なクオリティは抑えられ、かつ非動力な為に、「鉄道模型では無い」との認識があるのも事実です。
しかし、別売りの動力ユニットで動力化が可能ですし、好みによりますが車両によっては意外と再現されていたり、安価で車体が手に入って再塗装やディテールアップにこだわりをたっぷりと反映することが出来たりと存分に楽しめますので「鉄コレはいいぞ」というファンは初心者~熟練まで幅広く存在します。
◆価格比較の一例◆
-小田急8000形4両編成
鉄コレ:10,940円(本体6,000円+動力化パーツ3,400円+走行用パーツセット+1,000円+パンタグラフ540円)
マイクロエース:14,500円
グリーンマックス:24,700円※6両編成セット
-富山ライトレール
鉄コレ:5,200円(本体1,400円+動力ユニット3800円)
KATO:9,500円
ラインナップ『マイクロエース』
国鉄時代の蒸気機関車は大体網羅しており、現実には無い架空車両も製品化されるなど大手鉄道模型メーカーが手を出さないマニアックな車両を製品化することで有名です。その商品数はNゲージ鉄道模型メーカーの中でトップを誇ります。
#C63の日
C63形は国鉄最後の蒸気機関車として計画されたものの、1956年に設計図が完成しただけで、実際には造られませんでした。
現在はライブスチームやマイクロエース製のNゲージでその姿を見ることができます。 pic.twitter.com/ipuUoG46Az— ピリカ (@sh1014jp) June 3, 2019
ちなみにどれだけマニアックかというと、現実では開発中止となった「C63形蒸気機関車」や、スエ78はわかるけどナニ25って何・・・?と話題になったスエナニセットの鉄道模型はマイクロエースでしか販売されていません。
しかもC63形に至っては、「もしお召を牽引したらこんな装飾だろう」と想像の仕様で製品化されました。空想の鉄道模型なんて改造するかフルスクラッチでしか存在しないと思っていましたが、マイクロエースならやってくれます。
あなたにおすすめの購入方法は?
実店舗購入のすすめ
実店舗のメリット
実物を手にとって細かな部分まで確認できること、掘り出し物に出会えるかもしれないこと、そして店員さんに相談しながら吟味して納得いく状態で購入できることメリットです。
また、お店に行くことで、店員さんとの会話や展示物から業界の動向や最新情報を得ることもできるので、購入するという目的以上に得られるコト・モノがあります。例えばイベント情報だったり、製品化情報、日々の業務で得たり他のお客様から店員さんが得た豆知識など。
人見知りで店員さんに話しかけるのが恥ずかしい・・・という方も少なくないと思います。しかし、自分が思うよりも案外世の中は人見知りに寛大で、人見知りしてもいいと思う人は7割以上を占めるんです。
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,653名を対象に、「性格について」の調査を実施。
「人見知りしてもいいと思う」と答えた人は、全体で75.8%と高い割合になっている。
(引用:https://sirabee.com/2019/09/22/20162150550/)
とはいえ、こちらの反応が薄いと店員さんも対応に困ってしまいます。人と接するのがちょっと苦手・・・という方は「分からないことは素直にわからないという」「相槌を打つ」この2つを実践するだけでも世界が変わりますよ。
ただ、ここまではあくまで店員さんが好意的な場合のお話です。
鉄道に限らず、模型店は接客スキルが重要視される業界ではありません。確かに知識量が重要視されるべき業界ではあるのですが、鉄道模型店に対する接客に不満を持つユーザーは少なくありません。
もちろん優しく丁寧な店員さんがいる模型店もあるのですが、そうでないお店も少なくはないということは念頭に入れておく必要があるかと思います。
接客が良いオススメ鉄道模型店舗3選
お店を選ぶ時に欲しい物が売っているかは一番重要です。しかし、好きな鉄道模型が購入できたとしても嫌な気持ちになって帰る羽目になるよりも、楽しい気持ちをそのままに帰路につきたいと思うのは私だけでは無いと思います。
方に私の経験と他のユーザー様の声を元に、胸を張って気持ち良い接客だとおすすめできる店舗をおすすめします。
Models IMON(モデルス イモン)
店舗リスト
・渋谷店:東京都渋谷区道玄坂2-6-16 井門道玄坂ビル7F
・大井店:東京都品川区東大井5-15-3 井門大井町ビル 3F
・秋葉原店:東京都千代田区外神田1-9-9 内田ビル3F
・池袋店:東京都豊島区西池袋1-18-1 五光ビル6F
・横浜店:横浜市西区南幸1-11-2 浜西ビル5F
営業時間
平日10:00~20:30
土・日・祭10:00~20:00
(元日営業)
備考
渋谷店・大井店・横浜店は大型のレンタルレイアウトが併設されています。
どの店員さんも接客態度が素晴らしく、落ち着いていてかつ親身。鉄道模型店の中で一番接客が丁寧と言っても過言では無いでしょう。それでいて必要以上の干渉も無く、気持ち良い買い物ができます。
店内は高級感と清潔感が溢れ、所狭しと商品が並んでいます。ショーウィンドウに綺麗に並ぶ姿はまるで博物館のよう。完成品やパーツはもちろんのこと、専門書籍やDVDなど資料系も豊富です。また、全店舗で在庫の検索が可能なので、予め取り扱いがあるか調べられるのも選ばれる利用の一つだと思います。
→IMONの在庫情報検索ページはこちらから
タムタム
店舗一覧・営業時間
・【宮城県】仙台店:平日 AM11:00~PM9:00/土日祝 AM10:00~PM9:00
・【埼玉県】上里店:AM10:00~PM9:00
・【埼玉県】大宮店:AM10:00~PM9:00
・【千葉県】千葉店(千葉市):AM10:00~PM9:00
・【東京都】秋葉原店:平日 AM11:00~PM9:00/土日祝 AM10:00~PM9:00
・【神奈川県】相模原店:AM10:00~PM9:00
・【岐阜県】岐阜店(羽島郡):平日 AM11:00~PM10:00/土日祝 AM10:00~PM10:00
・【愛知県】名古屋店:平日 AM11:00~PM10:00/土日祝 AM10:00~PM10:00
・【愛知県】豊橋店:平日 AM11:00~PM9:00/土日祝 AM10:00~PM9:00
・【三重県】白子店:AM10:00~PM9:00
・【兵庫県】サンシャインワーフ神戸店:平日 AM11:00~PM9:00/土日祝 AM10:00~PM9:00
・【福岡県】筑紫野店:AM10:00~PM8:00
姉妹店『中古専門店クルクル』秋葉原店はレンタルレイアウト有
ラジコンやミニ四駆、サバゲーなどホビー全般を取り扱うショップです。幅広いジャンルを扱っていると「専門店と比べる品揃えが少ないのでは?」「鉄道模型の知識が浅いのでは?」と思わう方も少なくないと思います。
品揃えに関しては、本体をはじめNゲージ周辺商品に関しては取り扱いが豊富です。とりあえず困ったことは無いですし、行けばなんとかなると思って利用しています。そしてかなり安いです。新品なのにこんなに安くていいの?と心配になるくらい安いです。セット品をバラして安く単品売りしているものあって、かゆいところに手が届くしお財布にも優しいです。
スタッフの知識に関しては、たしかに全員が豊富なわけではないようです。しかし、私が以前店員さんに質問したときはその場で即答とはならなかったものの、恐らく鉄道模型担当であろうスタッフを捕まえてくれて調べてもらってその結果無事に解決することができました。
明るい笑顔でハキハキしていている店員さんばかりで、商品の扱いも丁寧な様子。私はいつもタムタムで気持ちよく購入させていただいています。
KTM(カツミ)
店舗一覧・営業時間
・有楽町店:東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビルヂングB1F
平日11:00~19:00/土日祝 11:00~19:00
・大阪店:大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館5F
10:00~21:00
・池袋店:東京都豊島区西池袋3-28-1 藤久ビル西2号館 B1F
平日11:00~19:00/土日祝 11:00~19:00
・横浜店:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1-2 ランドマークプラザ5F
11:00~20:00
金属製16.5mmゲージメーカーでもあるKTMさんの店舗です。自社製品は勿論、KATOやTOMIXなど他メーカーのNゲージ製品、パーツ、工具なども取り扱っています。
KTMさん自体が高級品ということもあり、店内の雰囲気は落ち着いていて、店員さんは気さくでとても心地の良いお店です。メーカー直営の鉄道模型専門店なのでそこはプロ集団。初歩的なことからマニアックな質問まですんなり応えてくれます。
通販購入のすすめ
通販のメリット
近くに模型店が無い方でも長距離移動せずに購入できること、複数店舗におけるラインナップと価格の比較が楽なことです。
どのお店で購入するのがお得なのか、実際に模型店を回るよりもネットで検索して調べた方が比較しやすいです。そしてなにより、接客態度を気にせずに安く購入できます。
なにか良いモノあるかな~とふらり模型店を覗いてみるのも楽しいのですが、特に欲しい物が決まっている時に時間とお金をかけてお店に足を運んでも、必ずしも販売されているかはわかりません。いろんなお店に在庫があるか電話するのも面倒ですよね。最寄りの模型店が遠いという方ならなおさら、売っているかもわからない状態で足を運ぶのはとてもリスキーです。
ネットでなら在庫があるショップがすぐに分かりますし、24時間いつでも自分の好きな時に注文して、好きな場所で受け取りが出来るので、休日に外出予定をたてなくても確実に購入できるのはありがたいです。
そして、模型店にはなかなか残っていないであろう生産終了商品も、オークションやフリマアプリを利用すれば手に入れられる可能性がグンッと上がります。見つからなければ長期戦を覚悟する商品なのだと知ることも出来ますしね。
欲しい物が決まっている方なら、ネットでピンポイントで販売情報を調べられる通販がおすすめです。
安くて見つけやすいオススメ鉄道模型通販ショップ3選
①タムタム
TamTam(タムタム)HOBBYSHOP ONLINESHOP
▶取り扱いスケール:Nを中心にHO・Z・G・ZJ
▶基本送料:648円 ※10,000円以上送料無料
▶発送目安:通常3日以内 取り寄せ(6~10日程度)と予約販売も有り
前項にて実店舗もご紹介させていただいたタムタムさん。ネットショップもご紹介する理由は、店舗で取り扱いが無くてもネットショップでなら販売していることがあります。そして実店舗同様、非常に安いです。
②Joshin
▶取り扱いスケール:Nを中心にHO・Z・Nナロー・HOナローなど
▶基本送料:590円 ※4,500円以上送料無料
▶発送目安:最短24時間以内 取り寄せ(4~5日程度)予約販売も有り
送料無料の基準が低いので、1編成購入すれば大体送料無料になります。
最近は鉄道模型を取り扱う家電量販店がかなり増えました。数ある家電量販店オンラインショップのほとんどで鉄道模型は「おもちゃ」カテゴリの深い階層に位置しますが、Joshinさんは鉄道模型が一つのカテゴリとして押し出されており、力の入れようが他店とは異なることが伝わってきます。
また、品揃えが豊富なのもありがたいのですが、商品が調べやすいのも魅力の一つです。新幹線や機関車など車種毎にカテゴリ分けされていますし、パーツはメーカー毎に分けられているなど、欲しい物にすぐたどり着けてストレスフリーです。
③amazon
▶取り扱いスケール:Nを中心にO・OO・HO・TT・Z・G・S・16番・1番
▶基本送料:410円~ ※2,000円以上、Prime会員なら送料無料
▶発送目安:最短当日 予約販売も有り ※Prime会員ならお急ぎ便の利用が可能
言わずと知れた大手通販サイトamazon。
送料無料基準が低いので、鉄道模型なら大体送料無料で購入できます。また、amazonプライムに入っていればプライム商品は送料無料なので、値段が低めのパーツや塗料、工具なども購入しやすいのがおすすめの一番の理由です。
まとめ
あなたの好みに合うメーカーは見つかりましたか?鉄道模型で気にする部分は”価格”、”品質”、”再現度”の大きく3つに分けられます。プラスで、そもそも製品化されているのか、いないのか。
どのメーカーも良い所と悪い所、優れている所と劣っている所があり、極端な例えですがメルクリンから名鉄が出るかといったら多分どんなに待っても製品化されませんし、メーカーの特徴を知ることで欲しい商品が”価格”、”品質”、”再現度”のどれを天秤にかけるかが変わってきます。
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