トミカで遊ばせるのは何歳から?デビュー~卒業の適齢を知育で解説!

トミカって何歳から

1歳になったばかりのウチの子には、トミカはまだ早いだろうか?
トミカに興味を持つのって何歳まで?

自分自身がトミカや車などが好きな場合、自分の子供にもそれらを勧めたくなるのが親心というものだ。そうでなくても小さい子供が車に興味を持つのは珍しいことではないのだが、そうなったとき多くの親が上記の疑問を思い浮かべるだろう。

本記事では子供にトミカを買い与える際に気になる「対象年齢」について、おもちゃの本来持つ役割に目を向けて乗り物おもちゃの専門店員ならではの視点から解説している。幼い子供にトミカをプレゼントしようか悩んでいる方や、トミカの卒業時期に不安がある方は我が子の最高の笑顔のために、是非この記事を参考にして欲しい。

1.幼少期のトミカは実は重要

最近「知育」という言葉をよく耳にするが、玩具はそれぞれが役目を持っており、年齢によって必要となる玩具が違ってくる。大げさに聞こえるかもしれないが、幼少期の玩具はその後の一生を左右するので慎重に吟味しよう。

1-1.トミカデビューは1歳半がオススメ!?

トミカを与えるのは車を車と認識し、転がして遊べるようになる1歳半前後がオススメ。というのも1歳から1歳半にかけては色々なものに興味を持ち、お気に入りが出てくる頃合いだ。

6ヶ月~この頃までに上記のような玩具で遊んでいると車に興味を持つことが多く、車というものがなんとなく認識できるようになってくる。また1歳半くらいになると親のマネを良くするようになるため、親が手で転がして見せれば車を認識できていなくてもマネして遊び始めるだろう。ただ1つだけ気を付けることとして、トミカなどの小さいものは誤飲の可能性がある。そのため何でも口に入れてしまう癖が抜けていない場合はやめさせるところから始めよう。

この時期の子供は掴む、つまむ、動かすなど手先を巧みに使えるようになってくる。手先の動きは脳の発達と大きく関係しているため、そういった意味でトミカを転がして遊ぶ一連の流れはちょうど良い。
また歩行が始まるのもこの時期なので、サポートできるような手押し車や乗物玩具も与えよう。トミカの収納機能が付いているものを選ぶとこの後片付ける習慣を付けやすいため◎。

お片付けを学べる乗り物玩具はこちら-トミカ サーキットトレーラー

1-2.トミカは2歳~4歳が真骨頂!

トミカを知育玩具たらしめている本来の役割はここ2歳以降から発揮されてくるので、まだ持ってないが車に興味はあるようなら2歳の誕生日にプレゼントしてみよう。この頃になると転がして遊ぶだけでなく周りのものと組み合わせて遊ぶことを覚える。代表的なところでは手近な物を使ってコースを作ったり、作ったコースの中でごっこ遊びをしたりし始めるなど目に見えて違いが分かるだろう。そのため4歳くらいならトミカシステムで組み替える面白さを覚えさせて欲しい。

一般的に幼少期と言われるのはこの頃からで、知育の世界でも重要な時期だという。色や音で感性を養ったり、積み木や粘土で創造力を磨いたりと今後の人生に必要なことを学んでいくこの時期にもトミカは大活躍だ。絵を書く際は被写体となり、積み木や粘土を使えば街のジオラマやコースを作りだすだろう。
またこれらが進化し自分でストーリーやルールを考え始めるごっこ遊びは、想像力や社会性など性格を形成する上で必要なものをほぼ備えている。トミカベーシック道路セット
創造力を伸ばすおすすめアイテムはこちら-トミカベーシックどうろセット

1-3.1歳未満にはまだ早い!

早い子では1歳までに車に興味を示す子もいるが、この時期はミニカーの類ではなく動かすとオルゴールの鳴る車ゼンマイで走る車などもっとシンプルなものにしよう

まだ満足に動けずじっとしていることが多い0歳児には動いたり音の出る玩具の方が適している。おすわりが出来るようになる6ヶ月前後~1歳くらいになると片手で掴んで振り回したり投げたり出来るようになるが、まだ上記の玩具で遊べるというほどではないので、これらは目の前で親が動かして興味を引くようにしよう。

動きと音で興味を引けるおもちゃはこちら-ニチガン オルゴールカー(ミッキーマウスマーチ)

2.小さい子でも安全!

トミカが長年愛される理由を上げる際、小さい子供にも配慮したバツグンの安全性は欠かすことの出来ない要素だ。しかし数ある他メーカーのミニカーとトミカの違いって何なのだろうか。ここではトミカだからこその配慮を紹介していく。

2-1.タカラトミーの徹底した安全管理

子供に与える玩具でまず気になるのは安全面だが、中でも掴んだものをなんでも口に入れてしまう癖は子を持つ親なら少なからず直面する悩みだろう。免疫機能が不十分な子供にとっては世の中の物は危険がいっぱいなわけだが、トミカは食品衛生法に適合した塗料を使っており口に入れても健康被害はないと公表している(タカラトミーよくあるご質問)。また細かいパーツなどがほとんどない一体型のため、一部の特殊車両を除き細かいパーツの誤飲も起こりにくい作りをしているが、万一飲み込んでしまった場合も害はないようだ(タカラトミーよくあるご質問)。

ドアミラーが付いていない
日産のフェアレディZも安全を考慮してミラーがない

さらにさらにトミカはデザインにも独自の拘りがある。ドアミラーは全て付いておらずウイングなどの尖ったパーツは丸くするなど、可能な限り実車のリアルさを損なわず安全性を追求しているのだ。本体が軽いことも相まって叩く、投げるなどした場合もケガしにくいこの作りは、あくまで「子供が主役」という玩具本来のあり方を貫いている。

丸いウイング

2-2.わりと正確な対象年齢

上では1歳半からオススメしているが、トミカの箱を見ると「対象年齢3才以上」という記載が目につくだろう。じゃあやっぱり3歳から与えた方がいいのだろうか?

トミカの対象年齢

 

そもそも対象年齢とはメーカーが自主的に定めるもので、明確な基準や決まりがあるわけではない。 とはいえトミカで言えば上述のごっこ遊びなどは3歳前後で覚え始めるため、設定年齢はあながち間違っていないと言える。また箱の注意書きにもある通り誤飲だけは気を付けないといけないため、3歳ならば口に入れてしまう時期は過ぎているという判断もあるのだろう。子供の平均的な成長度合いを熟知し、一番遊び倒せる年齢もタカラトミーは理解しているのだ。

ただこれはメーカーが想定している遊び方を余すことなく遊べるのが3歳以上というだけであり、それ以下には向かないといった意味ではないことは覚えておいて欲しい。もちろん誤飲には気をつける必要があるので、3歳頃までは親が一緒に遊ぶようにしよう。

3.トミカの適正年齢って何歳まで?

対象年齢には以上の記述しかないが、それでは何歳くらいまで遊べる玩具なんだろうか。これもよく聞く疑問だが、身も蓋もない回答をするならば、トミカは何歳まででも楽しめると言えるだろう。

3-1.興味が移ったら「卒業」・・・はまだ早い!

ある程度の年齢になるまでは早いスパンで訪れる「お気に入りからの卒業」。要因は多々あるのだろうが、最も大きいものとして興味の移り変わりが挙げられる。

 

忘れられた玩具
つい先日まで遊んでいたのに、いつの間にかおもちゃ箱から出さなくなった玩具の山

 

わりとよく見る光景だが、これはイキナリ趣味趣向が変わって嫌いになったわけではない。よく見てみると他の何かに夢中になっていないだろうか。興味の順位が変わっただけで依然として好きな気持ちは残っている。この段階で卒業としてしまうのはまだ早いので処分を考えている場合は少し待って欲しい。

3-2.トミカは小学校入学前後に山がある

自社で子育て経験のある社員30人を対象に行った調査の結果、トミカから興味が移り変わるタイミングとして小学校入学前が最も多かった。どうやら男の子が多いためかこのあたりで戦隊モノにハマってしまい、そのままアニメやゲームなどその世代の流行りを追いかける形で興味の対象が推移していくようだ。

トミカ離れした年齢

逆に戦隊モノは3~5歳でハマり始める子が多いと言われているので、時期的にもトミカからの推移とマッチしている。これはそれまでの大人に囲まれた生活から一変し、幼稚園・保育園入学~小学校入学と環境が目まぐるしく変わるこの時期ならではと言えるだろう。環境の変化とともに友達と遊ぶ時間が増え始めるため、1人では出来なかった戦隊モノごっこは格好の遊びなのだ。

3-3.興味に適齢はない

前章と矛盾するかもしれないが、「小学校高年生にもなってトミカで遊んでいるのは普通?」と聞かれれば普通と答えるだろう。好き嫌いは個性であり他人と比べるものではない。本人がどれほど好きかを尊重してあげよう。

筆者の6歳の子供も小学校に上がる前にポケモンにハマって以来めっきりトミカでは遊ばなくなったが、たまに思い出したかのようにトミカを眺めては私に車の話をしてくる。先に述べたように他のものに興味が移ったとしても、興味を失ったわけではないのだ。そういった意味で「卒業」とは、いつしか完全に興味を失い手放してもいいと思えたときなんだろうと私は思っている。もしあなたが卒業したら処分してしまおうと考えているのなら、お子さんが自ら考えお別れできるようになるその日まで大切に保管してみてもらえないだろうか。

まとめ

対象年齢の記載に気後れしてしまいがちだが、トミカは知育の面や安全面から見ても幼児からの玩具として大変優れている。誤飲だけは恐いので3歳頃までは念のため一緒に遊ぶようにしよう。思わぬ我が子の成長が見れるかもしれない。

しかしここで述べているデビューと卒業の年齢はあくまで目安であり、大切なのは本人の興味であることは忘れないで欲しい。

 

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