トミカ好きには外せないイベントであるトミカ博だが、子供が生まれてからはめっきり足が遠のいてしまった・・・そんな方も多いのではないだろうか。
本来トミカ博は小さい子供にこそ楽しんで欲しいイベントなのだ。とはいえ小さい子供は嵐のようなものでじっと鑑賞するようなことは苦手だし、ベビーカーを引いて人混みに飛び込むのも気がひけるだろう。
ここでは小さいお子さんがいる家族連れで楽しむために、1・2章ではトミカ博の概要と開催情報を、3章以降は知っておくとタメになる当日の歩き方を紹介している。
小さい頃にトミカを買ってもらったの思い出しつつ、今では子供と一緒に楽しんでいる/楽しみたいというそんな方にこそ読んで欲しい。本記事を参考にして、子供に最高の休日をプレゼントしよう。
1.トミカ博って?-大人から子供まで楽しめるトミカの祭典
トミカ博という言葉に馴染みがない方のために簡単に説明すると、幅広い年代のファンが楽しめるよう様々な出し物が集まったトミカのお祭りである。
内容も子供向けのアトラクションから昔の思い出に浸れる展示、コレクターも思わず並ぶ物販と魅力たっぷりなため年々来場者が増えており、2016年にはついに100万人を超える賑わいを見せたとタカラトミーが述べている。
毎年テーマを変えて日本各地で開催されているが、今回は2023年8月開催の安比会場・東京会場について紹介していく。どの会場にも言える知っ得情報も多いので、他の会場で参加予定の方も是非最後まで読んで欲しい。
2.各開催地あれこれ
2-1.トミカ博 in TOKYO 2023
開催時期:2023年8月5日(土)~8月15日(日)11日間
開場時間:9:30~17:00(最終入場16:30)
入場料:
・入場日時指定券:大人(中学生以上) 1,200円、子ども1,000円
・トミカビーム付入場日時指定券:大人(中学生以上) 2,400円、子ども2,200円
→会場内の対象展示物が光ったり動いたりするビームが付いている
・イベント記念商品セット付入場日時指定券:大人(中学生以上) 6,150円、子ども5,950円
・ディスカバリーガレージ参加券付入場日指定券:子ども3,200円
※2歳以下は無料
※会場での当日券の販売は行われない
会場:有明GYM-EX
〒135-0063 東京都江東区有明1丁目10-1
アクセス:
最寄り駅
ゆりかもめ「有明テニスの森駅」下車 徒歩5分
バスの場合
TOYKO BRT「有明テニスの森」停留所下車 徒歩5分
車の場合
※満車・渋滞が想定されるため、公共交通機関を利用しましょう
-都心方面から
首都高速11号台場線「台場」出入口から約7分
-横浜・羽田方面から
首都高速湾岸線「臨海副都心」出入口から約7分
首都高速10号晴海線「豊洲」出入口から約5分
-千葉・葛西方面から
首都高速湾岸線「有明」出入口から約5分
首都高速10号晴海線「豊洲」出入口から約5分
■前売り券販売情報■
アソビュー/トミカ博 in 東京
2-2.トミカ博 in APPI 2023
開催時期:2023年8月5日(土)~8月20日(日)16日間
開場時間:10:00~16:00(最終入場15:30)
入場料:
・入場日時指定券:大人(中学生以上) 1,200円
こども1,000円
※2歳以下は無料
※会場での当日券の販売は行われない
会場:
〒028-7395 岩手県八幡平市安比高原
安比プラザ 屋内特設会場
アクセス:
最寄り駅
JR花輪線「安比高原駅」下車
車の場合
東北自動車道「安代IC」「松尾八幡平」から約8分
安比高原大駐車場に7000台収容可能で、無料で駐められる
入場者特典:子どもランチビュッフェ 500円割引
トミカ博入場券をお持ちのお子様は本館2Fレストラン「アルベルク」にて、ランチビュッフェ500円割引の特典を受けられる。
子どもランチビュッフェはトミカ博の期間にあわせた期間限定オープン。スノーシーズン以外のランチ営業はなかなか無い。せっかくの機会なのでぜひ利用しよう。
ランチビュッフェ料金
大人:4,500円
小学生:2,000円
→トミカ博 in APPI 入場日時指定券をお持ちのお子様は1,500円
未就学児 1,000円
※消費税・サービス料込
■前売り券販売情報■
アソビュー/トミカ博 in 安比
2-4入場記念品・開催記念トミカ
入場記念品はいずれの会場も「スバルBRZパトロールカー仕様」で、チケット1枚につき必ず1台ゲットできる。ボンネットにさりげなく「TOMICA EXPO」のプリントが施された特別感のあるデザインとなっている。
会場内ではトミカ博開催記念モデルのトミカを購入できる。
ドキンちゃんのオープンカーはとても懐かしい気持ちを覚えた。何故ならば2019年にはバイキンマン、2018年にはアンパンマンのオープンカーモデルがトミカ博開催記念として発売された。コレクターなら是非ドキンちゃんオープンカーも揃えておきたいところだ。
3.失敗しないトミカ博の歩き方のすすめ
3-1.前売り券は必須!
前日までの準備でまず必須なものとして前売り券がある。こういった入場券を伴う大型イベントではお馴染みだが、新型コロナウイルスの影響による長い中止から復活した後のトミカ博は開場内での当日券発売は行われなくなった。必ず事前に前売り券をゲットしておこう。
なお、当日もアソビュー上でチケット販売は行われる。前売り券を買い忘れてしまった場合も諦めず、当日購入できる枠があるかチェックしよう。
3-2.日取りや時間で混雑回避
入場者数の制限を行っているとはいえ赤日の開催は混雑が予想される。夏休み開催の今回は最終日付近の平日がオススメだ。この期間中は混雑日の予想が立てにくく、さらに往復の道でもラッシュに当たってしまうと満足にトミカ博を楽しむどころではなくなってしまう。だが最終日なると休日でも比較的余裕が出来るので平日に休みを取れないなら最終休日を狙っていこう。
時間は前述の通り開場が早まる場合があるので、なるべく早く着いて待つぐらいでちょうどいい。開場1時間前でも日によっては混雑することがあるので、その前に着けると慌ただしくなくて◎。
ただオススメは平日の開場からだが、どうしても早く着けない場合や休日しか行けない方は14時過ぎ頃を目指して行くと、混雑が緩和されているケースが多い。その分回れる時間が少なくなってしまうがアトラクションも空いているので、次項以下を参考に予め予定を立ててスムーズに楽しもう。
なお2018年はフェラーリモデルが26年ぶりにトミカから販売されることを記念して、トミカ博2018横浜の最終土日のみ会場でもイベントモデルが先行発売された。普段は比較的空いている最終土日だが、大変な賑わいを見せた。
3-3.まずは人気アトラクションを制覇
これは特に朝イチで向かう人にはオススメしたいルートだが、入場待ちの列に並び、無事に中に入れたらまずはアトラクションゾーンを目指そう。というのもトミカ博は大きく分けて次の3つで構成されている
・入ってすぐの展示ゾーン
・中間のアトラクションゾーン
・出口付近のショッピングゾーン
各ゾーンごとに混雑する時間が異なっており。展示ゾーンはいつでも一定の混み具合だが、アトラクションゾーンは特に人気で、昔は50~60分待ちも珍しくなかった。日時指定入場となったので多少は混雑が緩和されると予想できるが、ある程度の待ち時間が発生すると思っておいたほうが良いだろう。
またアトラクションは会場内掲示の二次元コードからアソビューにアクセスしてチケットを購入する。つまりはスマホを忘れるとアトラクションチケットを購入できないので注意しよう。
以下に開場一番で回っておきたい人気アトラクションを紹介するので、午前中にアトラクションゾーンを制覇してしまおう。
3-3-1.トミカ組立工場(800円)
トミカ博で一番人気の場所といえば間違いなくここだろう。3種類ある車種の1つを選ぶだけでなく、ボディやシートの色まで自分で選んだ「自分だけのトミカ」が作れるのが面白い。
選んだパーツは専属スタッフがカシメ(組み立て)てくれるが、過去には人気過ぎて混雑時間では150分待ちなんていう表示されることもあった。
3-3-2.トミカつり(600円)
こちらは家族で楽しめるアトラクション。内容は縁日などによくある風船釣りのようなもので、目の前にあるトミカの山を小さい釣り竿を使って釣っていくゲームだ。
制限時間の1分間で釣り上げたトミカのうち、好きなものを1台持ち帰ることが出来る。全く釣れなくても1台もらえるのだが、一番多く釣った人には特別賞があるので是非狙ってみよう。
直近開催のアトラクション一覧とプレイチケット数(2019年9月現在)
【大阪会場】【横浜会場】 | 【長崎会場】 |
・トミカ組み立て工場 6枚 ・トミカミニミニドライバー工房 8枚 ・トミカつり 5枚 ・トミカあみだゲーム 5枚 ・トミカ絵合わせゲーム 5枚 ・トミカルーレット 5枚 ・トミカマッチング 5枚 ・のれるトミカ 2枚 ・プレイランド 無料 | ・トミカ組立工場 6枚 |
ウチの4歳の子供はトミカつりがお気に入りで何度もやりたいとせがまれたが、小さい子には選んで釣るのが難しいらしく釣れたのはオートバイばかりだった。
3-4.ショッピングは早めが吉
アトラクションを堪能したら次はそのまま出口近くにあるショッピングゾーンで買い物を済ませよう。出口近くだし帰りの方が荷物が増えなくていい・・・と思う方もいるだろう。ただここもトミカ博ならではだが、遅くなればなるほど売り切れてしまう可能性が高くなる。
というのもここショッピングゾーンではここでしか買えない限定トミカが販売されており、これを目当てに来場する人もいるので混雑日などは早い段階から完売していることもあった。今回もかっこいいミニカーばかりなので予めチェックしておこう。
販売しているトミカは会場により異なるため事前にタカラトミーの公式ページなどで確認の上、欲しいものがある人はお昼前に一度覗きに行くことをオススメする。なお手荷物になるのが嫌な人は後述の方法でロッカーに預けてしまおう。
3-5.見応えたっぷり展示ゾーン
トミカ博の締めくくりは後へ後へと回してきた展示ゾーンだ。トミカ好きなら目を皿にして見て回りたい歴代トミカを展示したトミカバリエーション、ディズニードリームモータースやカーズシリーズなどのディズニー関連、小さい子供も興味津々の巨大ジオラマ・ビッグスライダーなどなど、時間を掛けてじっくり見て回りたいものばかり。ここを終えるともう帰るだけなので時間の許す限り堪能していただきたい。
これで私がオススメする1日の流れは終了となる。ただ家族で楽しむコツというのが本記事の主旨だが、小さい子供には何かとアクシデントがつきもの。そこで次章では知っておくことで回避できる、最低限のあるあるアクシデント対策をご紹介しよう。
4.これだけは押さえておきたい知っ得ポイント
4-1.ベビーカー置き場や休憩スポットは事前にチェック
トミカ博では出入り口付近にベビーカー置き場が設置されていることがほとんどだ。便利だけど常に使うわけじゃないし・・・という場合でも、邪魔になったら預けられるというのは大変ありがたい。
また上記以外にも会場施設に元々ベビールームや授乳室がトイレ付近に常設されていない場合もイベント側がスペースを設けていたり、歩き疲れたときに無料で遅べるプレイランドがアトラクションゾーンにあるなど子供連れ家族に配慮した会場になっているので、小さい子供がいても安心して遊びに行こう。
4-2.イベント名物 長蛇トイレ
こういった大人数動員会場ではあるあるのトイレ行列だが、上記の通りトミカ博は再入場できる会場が多いので混雑を回避することができる。会場内にはトイレが複数箇所あるが混雑日ではいつでも並んでいるので、急を要するときや列の具合によっては一度外に出て済ます方がいいだろう。
以下に各会場の案内図を用意したので目を通しておこう。
【安比】安比プラザ:案内図
【東京】有明GYM-EX:トイレ設置場所マップ
まとめ
小さい子供がいると色々なところに連れて行ってあげたい反面、こうした大規模なイベントはなかなか億劫になりがちだ。だがこのように子連れ家族に配慮されているトミカ博では事前の準備と当日の工夫次第で、小さい子供も120%楽しみ尽くすことが出来るので是非参加してみて欲しい。
写真提供:カートイズミーティグ スタッフブログ様
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